仮面ライダーSPIRITS
「なあ‥‥信じてみねえか
たとえ 神も仏もいなかったとしても‥‥‥‥‥仮面ライダーはいる‥‥ってな」
強い力を弱者を虐げるために使う奴等を、ライダーは決して許さない。
こう語る「滝和也」はライダーではありませんが、1号・2号ライダーと共に悪の組織「ショッカー」と戦った刑事さんです。
「仮面ライダーV3」である「風見 志郎(かざみ しろう)」の「身内」についての一言。
なにせTVシリーズ第一話で両親と妹を悪の組織「デストロン」に惨殺されてしまいましたからなぁ…。
自らの仇「ヨロイ元帥」を目の前にし、記憶を取り戻した「ライダーマン」こと「結城 丈二(ゆうき じょうじ)」のセリフ。
ヨロイ元帥は結城丈二と呼ぶ。が、変身した彼は「仮面ライダー4号」こと「ライダーマン」なのである…。
あいつも‥‥そうだったんだ」
「城 茂(じょう しげる)」は変身した「仮面ライダーストロンガー」として捨て身技を仕掛けようとする!
その技はかつて「電波人間タックル」こと「岬 ユリ子」が敵を相打ちに仕留め、そして命を失った技・・・。
「オヤっさん」と呼ばれる「立花 藤兵衛」は必死になって止める、が…。
「そうだな‥‥だが俺は拳法家である前にサイボーグS−1として生まれた
人の夢の為に生まれた この拳‥‥この命はその為のものだ」
仮面ライダー「スーパー1」は、戦いの中でパワーアップの為に「赤心小林拳」を学んだ。(と思う…w)
ゆえに「拳法家」である前に「人の夢を託された者」なのだ!
記憶も‥‥
痛みも‥‥
哀しみもしらない
だがひとつ‥‥
思い出したものがある
これが‥‥怒りか‥‥」
記憶を奪われ、その身を「ZX(ゼクロス)」に変えられた男「村雨 良(むらさめ りょう)」。
彼が「非道への怒り」を感じた時「仮面ライダー」となれたのではないだろうか…。
だいたいがよ
村雨(あいつ)だって お前らだって 人間だろうが
確かに疑ってる間は敵を見抜けるかもしれんがよ
信じてみなきゃ「仲間」は見つかんねえだろ」
記憶のない間「ZX」としてバダンの尖兵と化し、記憶を取り戻した今バダンへ復讐しようとする「村雨良」を、「V3風見」らは「仮面ライダー」としては認められないという。
が、「滝」は子供を助けた村雨をライダーとしてもう認めているのであった…。
で、3人のライダーに滝の一言。
…とはいえ、基本的にライダーは復讐から入る者が多いんだよね〜。石ノ森先生は単純なヒーロー像はまず描かれない人だったし。
この場にいるのもV3、ライダーマンと復讐からの2人だし。もう一人のスーパー1はどうだったっけ?
仮面ライダーとして生きればいい
仮面ライダーZX‥‥として」
記憶を奪われ改造され、もはや普通には生きられない。
しかもその身体は、悪の首領のための物…生きていれば、いつかは首領復活を果たされてしまうかもしれない。
だが、ただ死ぬこともできない。
そんな彼に対し、「仮面ライダー1号」である本郷ならではの言葉。
「‥‥‥ ル‥‥セェ
俺だって‥‥ 何度そう思ったか知れねえよ」
だが‥‥ あいつらは‥‥ 望んでなった 体じゃねえ‥‥
それでも 戦う生き方を選んだんだ
「だから俺は言わねえ!! 生身でもがくのが筋ってもんだ!!」
安直な方法はソコにあったとしても、それで本当の平和や幸せを守れるというものでもない。
力の代償としての苦しみや、あえて自分達に対し義務を課した生き方を知る「滝」だから…
力が欲しくても、その生き方とはあえて違う道を行く。
「ゴードンはん」
「‥‥‥‥‥‥そいつは隊長じゃねえ」
「ゴードンさん またそんな事を‥‥」
ドヴ(攻撃音)
「んなぁ!?」
仮面ライダーと共に戦う「SPIRITS」のゴードンは、滝を隊長とは認めないし、一時はBADANであったZXも嫌っている。
が、ここでは死者の手を踏んで平然と進むというその行動で、滝ではないことを見抜く。
周りはまたイチャモンか…と思ったが、巨大な射ち出し式の銛を使うゴードンは、躊躇無くその攻撃を放ちニセ滝(カメレオンファントマ?)を串刺しにする。
その行動が「滝ってのはこんなことするヤツじゃねぇ」って感じで、だんだんに認めてきてるのかな…と。
「!!」
「あいつほどのプライドがあれば ここで膝をついたりなどしない V3だと‥‥ 風見志郎の魂を宿さんかぎり キサマは断じて仮面ライダーV3などではない」
悪の首領が仮面ライダー1号〜スーパー1(9号)までの姿を順番に模してZXに襲い掛かる。
ZXは1号・2号の姿に戸惑いやられていたが、心身ともに鍛えられた相手であるV3の姿を見て「こいつはニセモノだと」ハッキリ認識する。
そして反撃し、ダメージはZXの方が上だったが、「V3」に膝をつかせる。
ここまでで心を鍛えられた相手、「V3」「ストロンガー」「スカイライダー」との対戦時にZXが見せる強さが良い。
大 変 身
マーキュリー回路が起動しない!? さすがに‥‥戦いが長びきすぎたか‥‥
‥‥だが 俺にはまだ‥‥
親父に貰った ダイナモがある セッタップ!!」
戦い続け、ボロボロの仮面ライダーX。
激闘の末、アポロガイストの爆発に巻き込まれ、変身が解けた姿で高空から落下。
しかし、まだキングダークが残っている…!
「大変身」は、TVの時のパワーアップ後の変身ポーズ。
だが、ボロボロになったせいか、そのための装置が働かず変身できない。
「セタップ」(Set Upのことか?)は、パワーアップ前の変身ポーズ。
こいつを使って見せるあたりが…村枝センセはスゴイぜ!!w
「‥‥嬉しいねえ‥‥ デルザーはブラックサタンと違って俺との戦いを‥‥」
「あの時の怨み忘れん!! 俺達の魂‥‥大首領と共にある!!」
デルザーの隊長ブランクと、仮面ライダーストロンガ―の死闘。
再生怪人たちと戦い続けているが、再生怪人には魂が無い。
しかし、デルザーは元人間ではないとかで、記憶が受け継がれている。
それを喜ぶのはどうかと思うが…w
でも、デルザーって特別だから、超燃える展開!
仮面ライダーをつくった男たち
「駄目だ駄目だ!! 藤岡君を切っちゃいけない! 英雄(ヒーロー)は絶対に死にはしないんだ!」
有名な話ですが、初代「仮面ライダー」撮影中に主役の藤岡さんが足を複雑骨折してしまいます。
そこで主役交代をどうするか、役者を替えるか、シリーズそのものを別物にしてしまうか…という会議の中で、「泣き虫プロデューサー」と呼ばれた平山氏が叫ぶ。
こういう人たちが「仮面ライダー」をつくってくれたんですなぁ…
仮面ライダー剣
「なんて面(つら)してんだ…情けねぇ…… 俺ぁなぁ…昔からお前に言いたい事があった…」
「…はい」
「もっと馬鹿になれ…… へっ…真面目過ぎるんだよお前は…… つまらねぇ奴だ……
……これで良かったんだ ……結局、お前には勝てなかったって事さ……
なりたかったよ……おれも……仮面ライダーに… ライダーに……」
アンデッドと呼ばれるバケモノたちをカードに封印し、その力をも使って戦い続ける仮面ライダーたちの物語。
仮面ライダーギャレン「橘 朔也」と、先輩であり元はギャレンの最初の適合者(と思われていた)であった「桐生」の会話。
「桐生」はアンデッドに襲われ死の間際。
ギャレンとの適合に失敗し右腕を失い、己の正義を見失い暴走。ついには仮面ライダーレンゲルの力を手に入れギャレンと戦い、その果ての死であった。
彼がもしギャレンとの適合に成功していれば、正義のために戦い続けたかもしれない。
人はキッカケ次第で、たやすくその道を踏み外してしまうものなのか…。
少し悲しい彼の死に様であった。
睦月 「仕事?」
剣崎 「誰から押し付けられた訳でもない、オレが選んだ、命を賭ける価値のある仕事」
睦月 「給料、安いって言ってましたよね」
広瀬 「あんたねぇ〜、剣崎君がめっずらしくイイコト言ったってのに」
剣崎 「まぁ、確かにここの大家には世話になりっぱなしだけどさぁ」
虎太郎「その割には、扱いぞんざいだけどね」
剣崎 「でも、給料以上のものを貰ってるよ、この仕事で」
「戦う理由が無い」と弱音を吐くライダーレンゲル睦月に何故戦うのかと聞かれてのライダーブレイド剣崎の答え。
イイコト言ってるんだけど、軽く流されます。(^^;
でも、その後で一言w。
『Spade Two
スペード スリー
Spade Three
スペード フォー
Spade Four
スペード ファイブ
Spade Five
スペード シックス
Spade Six
ストレートフラッシュ
――Straight Flash.』
理性を失い暴れ狂う「始」を止めようとする「仮面ライダーブレイド」こと「剣崎」だが、簡単に止められるような相手ではない。
ブレイドの最強形態「キングフォーム」の最強必殺技は、剣にカードの「10・11・12・13・A」の5枚を挿入して放つ「ロイヤルストレートフラッシュ」だが、「それでは強すぎるだろ〜!?」と観ながら思っていると、なんと「2〜6」のカードを使って手加減する「ストレートフラッシュ」だった…。
やってくれるw。
これはカードを入れると出る「重醒剣キングラウザー」の機械音声。
力への欲望に、そして本来はライダーの力の源であるカテゴリーA(エース)のアンデッドの凶暴性に翻弄されていた「仮面ライダーレンゲル」こと「睦月」は、遂にそれらを克服する。
もう42話だよ。(^^;
公式サイトの「ストーリー」には「俺が……もっと強ければ……」と書いてあったが、何となく「俺」より「おれ」にした方がいいかなとw。
常に力を求めていた睦月だが、人々(?)の助力と犠牲により「本当の仮面ライダー」となって初めて、真の意味で「力が必要な時」を知ったのかな。
素直に、力を貸してくれた者を想い大泣きする睦月が良い感じだった。