D.C. 〜ダ・カーポ〜

音夢「あ、いえ……なんだか先ほどから嫌な雰囲気を感じるというのか……」
純一「電波の受信が良くないんじゃないか。それなら屋上に行ったほうがいいぞ」
  頭上の触角を指差してやる。
音夢「これはテレビのアンテナじゃありません!」
杉並「寝癖――ぐっ!?」
  鼻っ柱を押さえて杉並がうずくまる。
  天翔けちゃいそうな音夢の神速の裏拳が決まったか……。
純一「馬鹿だな……女性の髪は命よりも大切だと言うのに」
音夢「兄さんがそれを言いますか」

【D.C. 〜ダ・カーポ〜】(Windows / サーカス)より(2003.06.22)
兄「純一」、妹「音夢(ねむ)」、悪友「杉並」の会話。
ゲーム自体は、オレ的には微妙ーなんですが、ハシバシの会話が笑えて良いっす。w



「はぁ……」
ため息をついて窓辺に歩み寄り、近所迷惑覚悟で大きく息を吸い込んだ。
「そんなこと、したいけど出来るか〜〜〜〜〜!」

【D.C. 〜ダ・カーポ〜】(Windows / サーカス)より(2004.01.29)
義妹「音夢」がバイト先から電話で、はまっている再放送ドラマのビデオ録画を「純一」に頼む。
純一が了承すると、
「ありがとね兄さん。今度なんでも言うこと聞くから。それじゃ」
と電話を切る音夢。
「なんでも」という言葉に「色々」考えてしまう純一。
で、上記のような行動に出る、と。w


DADDYFACE

「システム起動、声紋認識モード。えっとぉ、ログオン権限はアドミニストレーター。セイフティ解除。狙いは――前方のガンシップAH64に固定」
「監視衛星にでもアクセスしてんのか? 巡航ミサイルでも使う気なら、遅すぎだ」
「余裕だニャン――光とほぼ等速だから」
「……なに?」
 瞬きしたスプレイだが、すぐに察してコックピットの窓を叩いた。
「くそっ、逃げろ! なんてチビだ、キラー衛星にロックされちまった!」
「アハハハッ! ばーか、死んじゃえ〜!」
 甲高い嘲笑と共に、空が光った。

【DADDYFACE 世界樹の舟】(作:伊達将範 画:西E田 / 小説 / 電撃文庫)より(2004.01.13)
好きな小説の2巻より。
と言いつつ4・5巻は買っておきながら読んでませんがw。4〜6で続き物なんで6巻待ち。3巻出てから間が長かったから、立ち消えになるんじゃとヤキモキしてたシリーズです。
で、このシーンは、戦闘ヘリ・AH64アパッチの側面に捕まって帰還しようとする敵「スプレイ」に対して、美沙は携帯しているPCにて指令を出し…。
まだ中学1年生の美少女ながら、中身はめっさ過激ですw。



「よゆーよ。それに軍がいるし」
「その軍が問題だと言っているのですわ。人類救済という名目で武装した軍隊。これを例えるなら?」
「えっと……鬼に金棒ですか?」
「ご冗談を。キチ……いえ、パラノイアに刃物と言うべきですわね」
 珍しく辛辣な言い方に、父娘は青ざめた。
「これだけの大義名分を与えられた軍隊は、もはや歯止めが利かないと思っていいでしょう。鷲士さん拉致に、麗華さんらの拘束。今の段階でも、この状態ですわ。ましてや作戦の場所は監視のない異界――。爆弾を抱えていくようなものです」
「う……」

【DADDYFACE メドゥーサ】(作:伊達将範 画:西E田 / 小説 / 電撃文庫)より(2005.02.02)
トレジャーハンター「フェイス」を支える世界一の大企業「フォーチュン・テラー」の会長秘書「片桐 冴葉」さんによる「大義名分を振りかざした軍隊は害悪以外の何物でも無い」という素晴らしい説明w。
「正義」振りかざすヤツらが一番狂ってるよ。
メリケンしかり、テロリストしかり。どっちもどっちだよ。


中華一番!

「『陽泉酒家』の伝統とは何だ!?」
「『陽泉酒家』の“伝統”――」
「それは――」
『「伝統を覆(くつがえ)すこと」でございます!!』
「好(よろしい)‥‥!! この店に 守るべき味は存在しない!!
 常に創意工夫をもって 従来の味をうち破る姿勢こそ “陽泉(うち)”の“伝統”なのだ」

【中華一番! 2巻】(小川悦司 / 漫画 / 講談社)より(2004.09.04)
少年でありながら中国料理の最高峰を目指す若き料理人「劉 昴星(リュウ マオシン)」の物語。
マオが修行先の「陽泉酒家」にて、先輩のサンチェと共に新たなチンジャオロースーを作ったところ、総料理長のルオウ大師よりの一言。


ちょっと江戸まで

「あ…でも並んでますね 店の者に言って席を作らせましょう」 若をお待たせするわけには
「ああ かまわぬ さむらいが町の者に迷惑をかけてはならぬ」

【ちょっと江戸まで 1巻】(津田雅美 / 漫画 / 白泉社)より(2010.09.11)
2008年…でも江戸時代という漫画w。
主人公の女の子(美少年にしか見えないが)ソウビと友人?になった御三家の1つ水戸家の御曹司は外見は美少女にしか見えずしかもおぼっちゃま育ちで…
だが、こういうところはしっかりしている。
上に立つ者ほど、こういうところなどは気をつけてほしいものだ。


築地魚河岸三代目

「騙すより騙される方が悪いなんて事は無い!
 騙す方が悪いに決まっているんだよ!
 どんなに時代が変わっても そんな理屈がまかり通るような世の中にしちゃ絶対にいけないんだ。」

【築地魚河岸三代目 14巻】(画:はしもとみつお 作:鍋島雅治 / 漫画 / 小学館)より(2005.04.26)
この漫画読んでると、いろんな魚を食べたくなる…w。
目利きのできない素人に、マズイ蟹を売りさばいていた悪徳業者についての回より。


月姫

「………はあ」
 なんて倖せ。
 欲しいものは、目の前にそろっている。

【月姫 白日の碧(シエル・トゥルーエンド・エピローグ)】(Windows / TYPE−MOON)より(2003.11.16)
同人の域を超えたと言わしめたゲーム「月姫」より。
「月姫」からなら、もっと他にいい名言や名場面がありそうですけどね、この場面はCGと相まってなかなか良かったんで。
大勝負を終えて、生死の境から目を覚ますと、自分を膝枕してくれていた好きな女の子の泣き顔が目に入る。』…という場面です。


ツバサ

「昔から良くいいます 悪い子には旅をさせよ」
「いわねェよ!!」
「これから貴方を異界に飛ばします」
「飛ばすな―――!」
「貴方はきっとたくさんの人々に出会うでしょう そこで本当の意味での強さを知るでしょう
 そのために 別れは辛いことですが私は貴方を見送りましょう」
「いや おめぇが送ってんだよ! 無理矢理!!」

【ツバサ 第二話】(CLAMP / 漫画 / 講談社)より(2003.07.20)
CLAMPさんの最新作「ツバサ」より。
「日本国」の「知世」姫と忍者「黒鋼」の会話。
「悪い子には〜」ってのは確かに昔からよくいわれますな、西遊記の孫悟空しかり。
知世姫は黒鋼を思って送り出してますな、黒鋼本人に対してはイジワルのように見せてましたがw。



「‥‥あれも秘術か」
「なんだと!?」
捕らえられている二人は‥‥ニセモノなんだな
「な‥‥何を言っている! あれは確かに‥‥!」
「姫は‥‥おれを『小狼(シャオラン)』とはもう呼ばない

【ツバサ 3巻】(CLAMP / 漫画 / 講談社)より(2004.10.29)
人質に取られたかに見える「サクラ姫」が、「助けて! 小狼!!!」と呼ぶのを聞いてニセモノと看破する小狼。
幼馴染ゆえ「小狼」・「さくら」と名前で呼び合っていたが、記憶を失ってしまったサクラは今は「小狼君」と呼んでいる。
敵の秘術による騙しを見破れたが、見破れた理由が少し悲しい…。


でたまか

「わかんないよ、男って生き物は、衝動的だから……ほら、昔から言うじゃない『男はみんなオオカミだ』って……」
「だったら女はメスのオオカミだ」

【でたまか アウトニア王国拾遺録 青雲立志篇】(著者:鷹見一幸 口絵:Chiyoko / 小説 / 角川スニーカー文庫)より(2008.04.08)
極限状況ながら、面白いやり取りだな…と。
そんな状況じゃないのにな〜、と思いつつ女の子の気持ちはワカランでもないし、それにアッサリ返す男が良いw。



「言っただろう? お前にはイイ女になる素質があるって、だからお前は生き延びなきゃダメなんだ、それはお前の義務だ」
 ティーは顔を上げた。
「義務?」
「そうだ、イイ女ってのは、数少ない貴重な存在なんだ。だからイイ女になれる素質のある女の子は生き延びる義務がある」

【でたまか アウトニア王国拾遺録 青雲立志篇】(著者:鷹見一幸 口絵:Chiyoko / 小説 / 角川スニーカー文庫)より(2008.04.08)
こーいう表現っつーか、何だろ? ま、とにかく好きな感じw。



「あなたは、食い残したステーキの切れ端に、権利を与えるおつもりですか?」

【でたまか アウトニア王国人類戦記録1 黄昏落日篇】(著者:鷹見一幸 口絵:Chiyoko / 小説 / 角川スニーカー文庫)より(2004.05.30)
…何というか、ここまでアレな一言というのは珍しいと感じたんで。
バイオ関係の研究開発部長が、人工的に生まれた亜人の人権について問いただしにきた主人公「マイド・ガーナッシュ」への一言。
研究者ってのはえてしてこういうもの…というよくあるパターンではあるが、かなりショックを受けるようなセリフだったんで掲載。



 ホーカムの顔つきを見たモリーの脳裏に、一瞬、もし、マイド・ガーナッシュが野心を持っていたら、世の中はどんな風に進んだのか……という考えが浮かんだ。
 ……ひょっとしたら、俺は今ごろ、帝国皇帝マイド・ガーナッシュ一世に向かって万歳を唱えていたかもしれない。
 そして、それと同時にその考えを笑った。
 ……絶対にありえねえ。

【でたまか アウトニア王国人類戦記録2 霜降暗夜篇】(著者:鷹見一幸 口絵:Chiyoko / 小説 / 角川スニーカー文庫)より(2004.08.31)
マイドの人となりを良く示してます。
ま、マイドみたいなヤツはそうそういないでしょうが…。
「ありえねえ」ってのがいい感じw。



「この子供は、どうやって作ったのだ? レシピを教えてくれぬか?」
「レシピって……」
 メグは一瞬絶句した後で笑い出した。
「いかにもコーリンらしい言い方ね。でもね、間違ってるわよ、言葉の使い方」
「言葉の使い方?」
 メグは真面目な顔をしてうなずいた。
「子供というのはね、作るものじゃないわ、授かるものよ」

【でたまか アウトニア王国人類戦記録4 群青黎明篇】(著者:鷹見一幸 口絵:Chiyoko / 小説 / 角川スニーカー文庫)より(2005.12.09)
コーリンは今でこそ女の子の身体ですが、元は人工知能のようなものですので、世間知らずです。
で、こんな会話に。
メグさん…母親になったなぁ。


鉄鍋のジャン!

「オ…オレは折れない… オレは誰にも屈服しない…」
「…………て てめえ」
「おまえはオレの腕を折る事は出来ても オレの“心”まで折る事は出来ねえよ!」

【鉄鍋のジャン! 6巻】(漫画:西条真二 監修:おやまけいこ / 漫画 / 秋田書店)より(2004.06.21)
腕は立つが性格は悪い、そんな中華料理人な主人公「秋山 醤(ジャン)」の料理バトルが主な作品です。
久々に読み返してたんでね、片づけ中に…。(ぇ
凄腕の料理人との対決?、ジャンは彼に右手指と左肘をホントに折られてますw。
そして心をへし折り自分の新しい店の手下にしようとした敵に、盛られた麻薬(マテ)で自由にならない身体にもかかわらず屈しないジャン。
性格は悪いだけでなく、誇り高い?ですw。


鉄鍋のジャン!R 頂上作戦

「『善は急げ』というが ならば『悪はのんびり』だ!! オレはのんびりいかせてもらうぜ」

【鉄鍋のジャン!R 頂上作戦 1巻】(漫画:西条真二 監修:おやまけいこ / 漫画 / 秋田書店)より(2007.03.21)
腕は立つが性格は悪い、そんな中華料理人な主人公「秋山 醤(ジャン)」が帰ってきた…!!
あいかわらずやの〜w。
つーか、キッチリ自分を『悪』と認めるなよ…w


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